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こどもの教育って難しい

保育園保護者研修会
今回は講師に野口芳宏先生を迎えての講演会でした

教育と躾について、まずこどもは伸び伸び自由に育てるのがいいか、反対に厳しくしつけることがいいか、という問いに、その日集まっていた保護者の3分の2以上が後者だった。
わたしはそれにびっくり。
野口先生も、教育という漢字の成り立ちをみても、後者であること、昔から長年そうしてきた一斉保育がいいのだとおっしゃっていた。

躾の三大原則は①挨拶②返事③履き物を揃える
これをいつでもどこでも必ずできるようにすること。
相手に心を寄せ、もらった心には相手に届くように返し、使い終わったものにも心を向けて感謝するということらしい。

教育に大切なことは、知識と理解。近年、関心、意欲が重視され過ぎて、知識と理解は重要視されなくなってきた。AIやインターネットの普及からそうなった。
毎日、漢字を含む文章を指で追いながら音読することで、字も読めるようになるし、書いてあることが身体に染み着くから、そうやって幼少期に躾ていくことがいい。

安心して暮らせる環境→秩序のある世界
正しい格差と平等の意味を考えましょう。
家庭で父、母からパパ、ママに変わってから秩序がなくなった。平等の意味を、それぞれの特性にあった扱いをするということから、みんな同じであることを求め、おかしなことになっている。

最後の話は、そうそう、と思いながら聞いていたけれど、半分くらいはえーーーと思ってしまった。実際に年長さんに国語の授業しているところも見たが、おもしろくない😅
挨拶をすると気持ちがよくて、挨拶されると嬉しいみたいな標語?をひたすら先生のあとについて指で追いながら15分音読する。これを毎日続けていくと、字も覚えるし、もう何が書いてあるかわかるし、暗唱していえるし、挨拶ってそういうもんだと身体が覚えるから、しないと気持ち悪い感覚に自然となって立派な子になると。
それは…大人が見せてこどもが感じてそうなるものでは?とか、わたしの中では違和感ありで。
夫に話すと、そういうふうに今の大人ができないから、そうやって教えないとしかたないんやない?と。そうなのかも!?

知識は大切っていうのは納得。でもそこに関心がなかったら理解は難しいだろうし、情報はたくさん入ってくるし集められるからこそ、意図をもって掴みにいかないと、知識には繋がらない気がするなぁとか。関心意欲があるから、知識を知恵にして活用できるのでは?とか。

最近流行っている自由保育について、あんなものはダメみたいに言われていたけど、わたしの印象では、そちらを選択している人の方が、文化的な躾とか、秩序については家庭でもしっかりしている気がしている。
幼少期の教育がこどもたちにとって大切で、こどもたちの未来のためにってところは一緒どけど、いろんな考え方がありますね。

今回は講師の先生がたまたまそうだったから、集まった保護者もそんな人が多かったのかな。

いま住んでいる街では、塾や習い事にはお金をかけるけれど、観劇やもの作りなどにはお金はださない。
市にある大学存続の是非を問う意見でも、介護や福祉関係、看護など実用的なものにするなら残してよしの意見が過半数越え。
楽しそうじゃないなーとか、こどもたちに世話になること前提なの?とか考えすぎかもしれないけれど、それで若者はこの街に残ろう!ってはならんよねって思ったり。

こどもの教育の前に大人が楽しめる方法考えた方が早いんかななんて、思ったことでした。

どう感じますか?